実は男性の20人に1人が色覚に異常を持っている!

実は男性の20人に1人が色覚に異常を持っている!

運転免許を持っている方は分かるかもしれませんが、試験を受ける前に簡単な色覚検査がありますよね!あれは、信号や標識を見たときにきちんと色を区別できるかどうかを見ています。色覚試験をクリアしないと免許証は発行してもらえません。 今回は意外と多い色覚異常についてお伝えしていきます。


私たちが見ている色は、全員が必ずしも同じに見えているわけではありません。
人によって多少の差があったり、色覚に異常がある場合は全く違った色に見えてしまいます。
色覚に障害を抱えている方は、日本人男性では20人に1人、女性では、500人に1人程度といると言われています。
そういった状況がある中で配色を考えてしまうと、人によってはとんでもなく見づらい配色になってしまう可能性があります。

ユニバーサルデザインを知ろう!

誰が見ても内容が同じように伝えられるデザインを『ユニバーサルデザイン』と言います。
「ユニバーサル」とは「普遍的な、全体の」という意味があります。
年齢や障害の有無、性別、国籍などにかかわらず、できるだけ多くの人にわかりやすく、最初からできるだけ多くの人が利用可能であるようにデザインすることをいいます。


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色覚バリアフリー

街中では多くのバリアフリーが見られますね。
例えば点字ブロックやスロープなどが挙げられます。


では色覚バリアフリーとは一体何でしょう?

最近ではプレゼンテーションやパンフレット、チラシなどに使用される色が多彩かつ繊細になり、微妙な色の違いによって情報を理解しなければならない機会が増えています。
しかし、色のみに頼ったデザインは、誰にでも優しい「ユニバーサルデザイン」ではありません。
見る人によっては内容が全く理解できないバリアフリー化されていないものになってしまいます。
情報をできるだけ多くの人に正確に伝えるためには、色覚バリアフリー化が求められます。


色覚バリアフリー化には「色覚異常の方に配慮した配色をする」こと、「色のみに頼らないデザイン、レイアウトをする」ことの2つが上げられます。


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配色で気をつけること

色覚に障害がある場合、暖色同士や寒色同士などの近しい色を区別しづらくなってしまいます。
「赤と緑」「紫と青」「オレンジと黄緑」などが同じような色に見えてしまうのです。
一般的に言えば下図の縦方向の組み合わせは、色覚が健常な場合には区別しやすくても、障害のある方からすると非常に区別しづらい組み合わせなのです。

色の違いを利用してわかりやすいデザインをしたい場合は、「暖色系同士、または寒色系同士を組み合わせないこと」と、「明度の似た色を組み合わせないこと」がポイントになります。
 

上の例では、明度の似た暖色同士、あるいは明度の似た寒色同士が組み合わせてありますが、このような組み合わせは、健常な色覚では区別しやすくとも、障害のある色覚には非常に見分けにくい組み合わせになります。

上の2つの例では、暖色系と寒色系の色を組み合わせています。上図で言えば、横方向の色を組み合わせています。
この場合なら明度に差がなくても、隣り合った2色を区別することができます。

暖色系同士や寒色系同士を組み合わせたとしても、2つの色の明度が異なっていれば比較的区別しやすくなります。

 
デザインの際に同じ系統色同士でまとめると統一感やまとまった感じが出て、好まれやすいものになりますが、見る人によっては色の区別ができず単色に見えてしまいます。
誰に見せたいのかを明確にしておくと配色もより考えやすくなるかもしれません。

 
 

色に頼らないときに気をつけること

色を使っていても、「色だけに頼らないようにする」ことで色覚バリアフリー化ができます。
例えばグラフを用いる場合、「凡例をなくして折れ線の近くに項目名を書き込んだり」「折れ線のマーカー(記号)を変えたり(●と○)」することで、色に頼らなくても理解できるようになります。

他にもマーカーの形を変える、線自体に差をつけたりすることで、色に頼らなくとも区別が可能になります。
同時に配色にも配慮することでより一層ユニバーサルなデザインになります。

 

さらにグラフのスタイルによっては模様などを入れることで、色に頼らず理解できるようなデザインが作れます。

円グラフも、色を考慮しないと境目がわからなくなってしまいます。
グラフ自体に線を入れるなどをして、どこからどこまでが含まれるのかなどを明確にしましょう。 
 

背景と文字の明度にコントラストをつける

パンフレットやパワーポイント資料など様々なものに対して言えることですが、色覚バリアフリーの観点からも、背景と文字の色にはコントラストを付ける必要があります。
なるべく背景には色をつけず、文字はできるだけ濃い色を使うと見やすいでしょう。

これは色覚バリアフリーに対応するだけでなく、一般的にもコントラストがはっきりしていた方が見やすくなります。見づらい文字や文章は相手の見る気を失わさせてしまうので気をつけましょう。

自分の色覚を知ってみる?様々な色覚テスト

PCで簡単にできる色覚テストがあります。
必ずしも正確な答えではありませんが、あまりにも不正解が多い場合あなたは色覚にちょっとした障害をお持ちかもしれません。
試しにやってみてくださいね^^

色覚テスト

健康診断では石原式色覚検査で行うことが多いです。石原式には25枚の数字表と13枚の曲線表があり、枚数が比較的に多くて検出力も高いため、健康診断でもよく使われています。

画像に隠された数字や模様などを、選択肢の中から答えていくテストです。
ちなみに私は全問正解でした!

目のテスト

色覚に異常があるなし関係なく、後半からは普通に難しいです。笑

結果ページで自分の色覚を動物に例えるとどれなのかが分かって面白いですよ!
ちなみに私は、、、

鷹の上を行きました。笑

完璧な色覚を持っているか診断

こちらはおまけです。
色覚の異常を判断するというよりは、自分の色覚がどれだけ鋭いかを判断するテストです!

まとめ

いかがでしたでしょうか。

色覚に関係なく、人によって感じ取る色は違います。
信号も青と言うか緑と言うかなどではなく、シンプルに青色と感じる人と緑と感じる人がいると思います。
「これは絶対に赤だ!」「いや、オレンジに見える!」などの意見の対立がある場面も少なからずあるかもしれませんが、全員が同じに見えたり感じたりしているわけではないと言うことを知っていきましょう。


デザイン制作も見る人がどういう人なのかをしっかり定めていないと勿体無いデザインや配色をしてしまう可能性があります。
女性向けの商品やサイトなら以前の記事でご紹介したように、色を見分ける能力に長けているので同系色を微妙に使い分けてもいいかもしれません。
逆に男性向けの商品やサイトと考えると、20人に1人、100人いたら5人には伝わらないデザインなどになってしまう可能性があります。

そういった部分も考慮していくとより素晴らしいものができるかもしれませんね!

この記事のライター